GAINARE×Peeba Player’s focus / No.14 MF 吉野智行
今回のPlayer’s focusは「吉野智行」選手をFocus!
ピッチの中盤で落ち着いてゲームの流れを的確に読む、バランス感覚が優れたガイナーレ鳥取の要の吉野選手。今回は吉野選手をもっとよく知るため、彼のバックグラウンドを追う。
No.14 MF 吉野智行
ピッチの中盤で落ち着いてゲームの流れを的確に読む、バランス感覚が優れたガイナーレ鳥取の要の選手。プロ11年目。メンバーからの信頼もあつく、今季はガイナーレ鳥取のキャプテンとしてリーグ制覇・J2昇格を目指す。
―サッカーとの出会い
「スポーツ好きな両親の影響もあって、小さい頃から体を動かすことが好きで、とにかくいつもスポーツをしていました。」
サッカーを始めたのは幼稚園の頃。兄の背中を追うように様々なスポーツをしていて、サッカークラブに入ったのもたくさんしていたスポーツの中のひとつだった。まわりの仲間は2つ以上年上の子たち。めきめきと力をつけ、小学5年生の時にはヴェルディジュニアユースに選ばれ本格的にサッカーの道を歩むようになった。
「サッカーが好きで、楽しくて、夢中になってやっていました。」
ハードな練習にもガムシャラに取り組み、サッカーと一生懸命に向かい合い、スポーツの厳しさも学んだ。
高校生の時に、U-16、U-18の日本代表選手に選ばれ、アジア大会で異国の選手とも戦った。世界には日本とは全然違ったプレーがあり、衝撃を受け、新しい価値観も生まれた。『プロ』を意識しプロを目指すことを決心したのは高校2年生の頃。高校卒業後は、浦和レッズに入団。
「プロは楽しいという気持ちだけではやっていけない。」
プロとしての立場、自分のやるべきこと、社会的な責任など実感した。実力の世界を肌でまざまざと感じてきた。それでも、やっぱりサッカーが大好きだと吉野選手は笑顔で語ってくれた。

―10年目の決断
2008年1月、吉野選手のガイナーレ鳥取への移籍が発表され、ガイナーレにとってチームを引っ張っていく主力選手の加入となった。
「J2へ昇格させること。それが託された使命だった。」
しかし、ガイナーレ鳥取への移籍を決断するまでに時間を要したそうだ。
「JFL入団は9割考えていなかった。直前まで引退しようと思っていた。」
J1・J2をプロとするなら、JFLはアマチュアのサッカーチーム。プロの選手はなかなかその考えの壁を破ることができず、引退を決意する選手も少なくないという。最初は、吉野選手も同じ考えだった。しかし、湘南ベルマーレ時代をともに過ごした、現在はガイナーレを支えている竹鼻ゼネラルマネージャーが何度も熱心に誘ってくれ、その誘いに心動かされ鳥取の地へ来ることを決心した。
「思い返すと、何をそんなに悩んでいたのだろうと感じています。サッカーが出来ることに変わりはないし、今では鳥取のことが大好きです。鳥取に来て、本当に良かった。自分を必要としてくれるならそれに恩返ししたいし、託された使命を果たしたいと思っています。」



―鳥取でのプライベート
2年目となる鳥取県での生活。2008年に長女が誕生し、オフの日は家族3人で出かけることが多いという吉野選手。
「外に出ないと勿体ないと感じてしまうんです。」
夏になると、ゴルフや釣り・バーベキューをチームメイトとその家族と楽しんでいる。チームメイトとその家族を招いてホームパーティーをすることもしばしば。こんなにアウトドアを楽しむようになったのは、鳥取に来てからだとか。
「自然が豊かだし、鳥取の方の人柄も穏やかで、のんびりしているところが好きです。実家のある東京へ帰った時は、以前は何とも思っていなかった東京の人の多さやせわしなさに驚いたし、嫌悪感さえしましたね(笑)。早く鳥取に帰りたい!って気持ちになるんです。鳥取へ帰ってくると落ち着きます。」
「まだ知らないところが多いので、もっと街中を歩きまわって穴場を見つけたいですね。」
―今シーズンにかける想い
「2008年の最終戦、勝てばJ2に昇格できるという試合に勝つことが出来なかった。期待に応えることができず、力のなさを感じた。今まで経験してきた試合の中でも、3本の指に入るほど悔しい試合だった。」
今季でプロ11年目、今まで闘ってきた試合は全部記憶していて、どの試合も学ぶところがあり、どれも印象深いものだが、作シーズンは想いも強かっただけに、悔しさも大きかった。JFL最終節で流通経済大に0‐2で敗れたガイナーレ鳥取。最終成績は17勝11敗6分け(勝ち点57)の5位。おしくも昇格条件に届かなかった。
J2に昇格できなかったことに責任を感じているという吉野選手。その悔しさ、託された使命を果たしたいという強い責任感から契約を更新させた。
本当に強い。落ち着いた姿勢の中に秘めている強い気持ちと自信。
今季のキャプテンとして昨シーズンとは違った責任を胸に、吉野選手の強さを感じた。
「今年は優勝し、果たせなかった使命を果たします。小さくても強い、まとまりがあるチームということがキーポイント。ガイナーレ鳥取は気持ちを一つにして突き進んでいきます。」
Profile
吉野智行(Tomoyuki Yoshino)
1980年7月9日生まれ。東京都出身・横浜育ち。千葉・習志野高校。高校時代はU-16、17、18日本代表を経験。高校卒業後、浦和レッドダイヤモンズ(99年~2002年)-湘南ベルマーレ(02年~05年)-横浜FC(06~07年)-ガイナーレ鳥取〔身長/体重〕 178cm/67kg
ガイナーレHP:http://www.gainare.co.jp/
取材協力/cafe-nee
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