小谷 寛 / 鳥取県総合芸術文化祭実行委員会会長
Tottori Key Person / No.006
■鳥取県内で広く開催される秋の芸術文化祭「鳥取県総合芸術文化祭」について活動、また芸術文化祭を通して感じてほしいことなどの思いを伺いました。
県民自らの手による、県独自の地域文化を継承し、新しい芸術文化を創造・発信する総合的な文化・芸術の祭典です。これは、平成14年「国民文化祭」が鳥取県で開催されたことで、県内各地で起こった芸術文化の活気をそのまま受け継ぎ、文化活動の裾野の拡大・地域文化の振興を図るため、翌平成15年から鳥取県総合芸術文化祭として開催するようになりました。
第6回を数える今年は、県東部をメインに「ロマン街道・とっとり―夢たぎる男たちの生きざま―」をテーマにして、文化資源の再発見・再評価を。メイン事業の他に、県民企画アートチャレンジ事業や、ワークショップ・フリースペースイベント参加体験型事業など、魅力的な催しを開催します。
■活動について
第2回からは評価委員会による評価を実施し、第4回からは公募により委員を募り、県民の皆さんが広く運営に携わっています。また、第4回からは県民企画アートチャレンジ事業として地域で活動する芸術家たちが自らの企画力や運営力を養いながら、魅力的な芸術文化を提供。プロとアマのコラボレーションにより、新たな芸術家の育成もしています。鳥取県は芸術文化に関して予算規模にも力を入れ、市町村や県文化団体連合会などの参加を得て、県の文化芸術は着実に育っています。今後は民間が自立し、文化活動者の中でアーティストを総合的に支え運営する『アートマネージャー』の存在が不可欠になってきます。その早急な育成が課題です。
鳥取県は3つの地域に、それぞれが違った芸術文化・固有性があることが強み。まずは、鳥取県にはいいものがあることを知り、もっと身近な芸術文化に触れるとともに生活の中に浸透させ、再評価を行って、誇りに思ってほしい。それを自慢し、褒めてほしいです。国民文化祭後、鳥取県の人口の約3%の方々に芸術文化を楽しんでもらえるようになりました。これは、全国的にみても快挙なこと。過去6年間の蓄積を経て、やっと全国発信を目指す醸成ができたと言えるでしょう。
来年度からは「地域文化の定着と全国発信」をテーマに、総合芸術文化祭をさらに発展させ、県民の皆さんが文化芸術活動に主体的に参加できる環境づくりを進めて行きたいと考えています。今年も老若男女問わず、より多くの方々に楽しんでいただけるように力を入れていますので、ご期待ください。
■「鳥取県総合芸術文化祭」のこれから…
鳥取県美術展覧会(県展)を皮切りに、県内各地の会場で様々な催しを開催。11月29日には吉川経家の生涯を中心に男たの生き様を様々な芸術ジャンルを絡ませた壮大な舞台、第一部「音劇」・30日には、一流の専門家の協力を得て、能一曲と狂言一曲を復曲し、鳥取藩三代藩主池田吉泰公の見た夢を再現する第二部「鳥取池田家復曲能」を開催します。
■お問合わせ
鳥取県総合芸術文化祭
実行委員会事務局
鳥取市東町1丁目220
TEL.(0857)26-7126
TEL.(0857)26-7234
小谷 寛
Hiroshi Kodani
1950年鳥取市生まれ、中央大学を卒業。日経イベントが日本一と評価した89年鳥取・世界おもちゃ博覧会の実行委員長を務めた。ブックインとっとり実行委員長であり、平成14年に開催された国民文化祭・出版文化展の委員長。その後、鳥取県総合芸術文化祭実行委員会会長に。また、三菱総研がeコミュニティ世界6つの事例の一つとして紹介したZIT(鳥取県ジゲおこしインターネット協議会)の会長も務めている。









