知久馬 孝敏/板前亭ちくま 鳥取店
鳥取創人の鳥取思考 No.8
-(株)CFS 代表取締役・知久馬さんの鳥取に対する想いとは。
自分自身が旅館で料理長をしていたという知久馬氏。
「16才から調理師としてやっています。もう20年近くになりますね。はじめはむりやりやらされてたけど、父親の一生懸命な姿を見ているうちに、尊敬するようになった。それまでは、言っても子供だったし、いつでもやめてやる!、みたいな(笑)。父親が、三朝の温泉旅館『大橋』の総料理長で、鳥取県の調理師連合会会長なので、料理をしているときは常にプレッシャーを感じていました。今では自分自身でお店の経営を始めてからというもの徐々に自信がついてきました。」
調理師会やボランティアにも積極的に参加。子供学園や老人ホームにも関係する地域づくりにも関わっている知久馬氏が現在、思っていることとは。
「ずばり駅前の活性化ですね。鳥取駅付近はもちろんなんですが、県庁までのメインストリートをなんとかしないと。三朝と倉吉、倉吉市と鳥取市、そして他県の都市。どれを比べても絶対人口が違う。基本的に人口が少ないものだから人が歩いていないし、車での移動が多いので知り合いともすれ違わない。行き場所や遊び場所も少ないと思います。結構、周りでも聞きますが、鳥取駅の周辺に無料の駐車場ができたらいいなぁと思います。都会の人のほうが1日に歩く量が多く、色々なものに目が行っていると思います。車だとどうしても通りすぎることが多いですからね。」
なぜ中部から西部ではなく東部へ?
「県庁所在地ですし、それまでに何回か来ていたりしていたので、愛着があったからですね。もともと中部にある仕出し屋ですが、鳥取市でも板前亭ちくまに来店したくても来られない人がいらっしゃったり、みんなに喜んでもらおうと思い、春にこの街にも作ることになりました。ビジネスの観点以外からでも、みんなでできることはたくさんあると思います。昔から常日頃思っているのは、やった分だけ努力した分だけ帰ってくるということ。人が集まる場所がなければ欲しいと思う人が力を合わせてつくればいいし、つまらない街だと思う人がいればそれは楽しい街にする努力をすればいい。思っているだけでは変わらないから、みんなで協力することが大事です。あとは・・・そうですね、『料理の世界は楽しい』ということを伝えていきたい。ただ生きていくのに必要なこととして食事をするのではなくて、料理の美しさ、香り、もちろん味も。楽しいことっていうのは、すぐ身近に転がっています。食べることにも楽しみを。これも地域活性化のヒントにつながっているのではないでしょうか」
Profile:知久馬 孝敏(Takatoshi Chikuma)
板前亭ちくま 鳥取店
三朝で旅館の料理長をしていた経験を生かし、板前亭ちくまをオープン。カフェバーの「CHOCOLATE」の経営などいろいろなジャンルで活動は多岐にわたる。様々な地域の活動にも貢献している。

Profile:知久馬 孝敏(Takatoshi Chikuma)





